2007年8月のつぶやき
世の中には、綺麗なもの、不思議なこと、奇妙なこと、可笑しいことがいっぱいですね。
気がついた折紹介しています。
2007年8月31日

"満98歳になりました”
(She is 98 years old)

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mymother

今日で満98歳、明治42年8月31日生まれの当家のおばあちゃんの年齢です。
写真は、自宅(現在はもう存在していませんが鉄平石で屋根を葺いた外観はアルバム(ココをクリック)でご覧ください)の坪庭で撮ったもの、日付のメモがありませんでしたが多分70−80年前でまだ独身時代と思います。父親(ヒロパパのおじいちゃん)はお医者様で裕福な家庭に育ったみたい・・、活発でしかも前向きな性格で女学校時代はテニス(軟式)の選手だったとのこと、それに父親と一緒に山歩きで八ヶ岳や北アルプスを登った・・こんな話を繰り返ししています。

先日の山篭りにも連れ出していて、歩みや動作は遅くなっていますが一応自分で殆どできる状態、多分若い頃運動をしていたことが今でも元気でいられ理由なのでしょう、本当に子ども孝行のおばあちゃんです。
現在は、要介護度は一番低い”1”、週2日のデーサービス、週1日のヘルパーさんの来宅、4週に一度の健康診断、週3回の夕食宅配サービス、これらのスケジュールを規則正しくこなしている、これも健康を保つ秘訣の一つの思っています。もう一つ、自分で出来そうなことは見守るだけで手取り足取りの面倒をあまりみない、見ていてがまんが必要になりますが、これもそのほうが本人にとって良いのではと、ヒロパパはこれを理由にサボっている?、こんな暮らしをしています。

さて、今年の誕生日のお祝いは何にしようかな?、数年前のオカメインコの佐代子ちゃんも元気で一緒に暮らしていますし、家具類は部屋が狭くなるし、果物好きなので珍しい果物でもそろえてみようかな〜。
今日はこれからおばあちゃんの健康診断の送迎です。これが終わったら、おご馳走でも食べて、部屋には果物を並べてみることにします。

来年は99歳で白寿、この時は孫や曾孫も集めてお祝いかな・・。

参考までに・・;
2006年8月31日
2005年8月31日
2004年8月31日
2003年8月31日

"35年前の電卓、まだ使っています”
(HP-35 Calculator)

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hp35

古めかしい電卓、これは我が愛用の電卓で35年前から使っているものです。型名はHP35(HP;Hewlett Packard)、HPが1972年発表した科学技術計算用電卓で、特徴は「逆ポーランド法;RPN(Reverse Polish Notation)」で操作が出来るものです。
発売開始当初購入し、それ以来35年間お世話になっているもので、三角関数、log.、exp.の計算がワンタッチででき、使い始めた当初はそれまで数表に頼っていたものがウソのよう、こんな感じだったと記憶しています。
ただ、バッテリーは既にダウン、HP社から電卓部門を引き継いだブロードウィン社(日本国内には支社はなく直接コンタクトが必要)やHP社の電卓を扱っている国内商社にもサービスパーツとしてはない、従ってACアダプターを常時つないでの使用になってしまっています。

何故そんなにお気に入りなの?・・
その理由は「逆ポーランド法」で操作できること・・なのです。
例えば、「1+2=3」を普通の電卓では、この通りの操作で、@1のキーを押して、A+のキーを押して、B2のキーを押して、C=のキーを押して3という答えが得られる
これを逆ポーランド法では、@1のキーを押しスタックにEnter、A2のキーを押して、B+のキーを押すと3という答えが得られる・・
この計算では操作が一つ省略できるだけですが、複雑な計算をする場合は、このスタック操作で括弧を無視できたりと多分キーのタッチ回数は60−70%程度になるのではないかと思います。

問題は、この逆ポーランド法のキータッチに慣れてしまうと現在市販されている通常の電卓のキータッチを間違えてしまうこと、でもヒロパパは今は両方とも上手に使いこなしてはいますが・・。

この「逆ポーランド法」という計算手順は、プログラムのステップが減らせるということでコンピュータでは通常使われている様です。でも電卓では製品としてはもう見られなくなりました。昔のVHS vs ベータ、今頃はBlu-ray Disc vs HD DVDみたいに、技術だけでなく市場でどちらが優位性を保つか・・各メーカは優位性を得る為必死です。消費者としては、性能が同等であれば、安価で長く使えるものを選ぶことになりますが、迷ってはっきりするまでどちらも買わないよと消費を遅らせる原因にもなっています。一番の被害者は難しい選択を迫られている消費者・・と思いますよ。

参考;逆ポーランド法の詳細は、ココをクリックしてください。

"大変ダー!、湧き水が涸れた?”
(a dried-up well)

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写真・左は、平和公園南部緑地で数少ない湧水の一つ、この湧水の流れがなくなっていました(8月26日撮影)。
右の写真は今月1日の定点・定期撮影のときのもの、竹筒から湧水が出ているのが見られます。貯水槽の中まで涸れていた訳ではありませんが、流れ出なくなった原因の一つに・・野菜等に散布する為バケツ等で汲み取り一時的に流れが止まった・・ことも考えられますが、既に付近には耕作をする方は居ない・・とすると経時的に湧水が少なくなったと考えるのが妥当かと思っています。
ここの湧水は、ここの葦原や田圃にとって重要な水源で、ここが涸れると湿原が砂漠化する、それに東山の森南部地域(東山総合公園の南地域)の湧水も少なくなったとのお話も聞いています・・大変です。

さて、原因として考えられることは一体何?、地下に蓄えられていた水量が減ったことは確かですが、何故水量が減ったのか?・・
●過去の降水量が減った為、
●日射量が増えて樹木や地面からの蒸散量が増えた、
●市街地開発で地下水脈が変わった、
素人目ではこんなことが考えられます。
この内一番元になる降水量について2004年以降のみ調べてみたものが下記のグラフです。
(気象庁統計データ、名古屋の降水量より・・左は3ヵ月毎の移動積算値、右は3ヶ月毎の積算値)

富士山の伏流水が地上に現れるのが約100年と言われています。この地での年数や月数は分りませんが、今年とほぼ同じか少し少なめの2005年に水が涸れたとは聞いていない、これは2004年の降水量が多かった為か?、ただ2006年は年末の3ヶ月を除いて2005年の状態と大きな差はない・・どの時期のものがどれ程影響しているのかラベリングする訳にもゆかず、グラフを作ってはみたものの相関関係はまだ割り出せていません、もっと遡ってグラフを作らないといけなのかな?。
蒸散量は日射量の変化や湿度の変化に置き換えて分るかもしれませんが、これはまだ未調査です。ただもう一つ本当に怖い話は、たびたびこのホームページで話題にしている巨大マンションです。基礎工事でどの程度地下を掘り下げているかは分りませんが、この工事により今まで尾根から北側に流れていた地下水脈が一部南側に移ってしまった?・・とすると、もう永久的に水は戻ってこないことになります。

どれが原因かは今のところ分りませんが、暫らくして今までどおりコンコン(ではなくてチョロチョロですが)流れが戻ってくることを期待して止みません。
それにこの地域全体の水量は不足しています、近くの新池の水をまずこの地域で使って、その後猫が洞池に・・こんな構想は無理なんでしょうかね?。

"ごぼうの種”
(Seeds of the Burdock)

アルバムへのリンク; 「植物・花ー夏」

写真は、先月22日話題にしたごぼうで既に種子が採れる状態となっていました。

先っぽの三つを採って調べてみました。
まず鍵針の付いた殻(写真・下・左)で周りを被い、これが動物にくっついて運ばれる、運ばれながら上部から種子をこぼして行く、こんな方法で子孫を増やしている?・・みたいでした。
種子は三つから合計;142個(写真・下・右)で1個平均約47個でした。

さて皆様はターミネータ・テクノロジーという言葉をご存知ですか。これは、種子は一度は発芽して目的の野菜等にはなるが、花が咲いて種子が出来てもこの種子は発芽できない・・種子会社が遺伝子操作をしてこの様な種子を作る技術のこと、人の食べ物や家畜の餌に広まっていて、これがどのように影響してくるのか・・怖い感じがします。

でも今頃のスーパーの果物売り場には、種無しの巨峰やピオーネ、それに種無しの西瓜、柿、みかん、それに干しぶどうにも種が無いし、バナナだって種が無いし・・、こんな果物がいっぱい出回っていますよね。
これもターミネータ・テクノロジー?、否、これらは突然変異で種子ができなくなったものや巨峰やピオーネの様に植物生長ホルモン(ジベレリン処理)で種子をなくすもので遺伝子操作ではない・・少し安心です。(種無し果物について簡単に紹介してあるページがありましたので参照ください

さてさて、ではこのごぼうの種は発芽するのかな〜、まさかターミネータテクノロジーで処理されたものではないとは思いますが、発芽実験でもしてみようかな〜・・。

"シオカラトンボの産卵”
(blowing of Shiokara-Tombo)

アルバムへのリンク; 「小鳥・動物・昆虫」

今年6月30日にも話題にしましたが、子ども達が田植えをした田圃でまたシオカラトンボが産卵をしていました。
まず”みつめあって”(左の写真)、雄は雌が産卵中、その上でホバリングしながら他の雄が近づいてくるとそれを追っ払ってと、産卵を見守っていました。健気ですね〜。

トンボは幼虫の時代は水中で過ごす、だから水のあるところでしか産卵しない、トンボの産卵は、この様に水面のお尻を叩き付けて産卵するのは良く見られます・・が、イトトンボは連結したまま水草に止まって産卵をしています。産卵の仕方にはいろいろあるみたい??、
生みつける場所で、
●水面に産み付ける以外に●植物の茎の中へ●植物等の表面に貼り付ける●泥や苔や枯れ葉の中●空中からばら撒く等と、
産卵するとき、
●飛びながら又は●止まってと
それぞれ●連結してと●単独でと
・・インターネットで分り易い表を見つけました(ココをクリック)

さて、10月から、定期活動奨励シール(今年3月27日の話題)の新規のものを作らなくてはならない・・周りの皆さんにお聞きしたところトンボに関するシールでしかも産卵についてのものはどうかとのアドバイスもあり・・今度のシールはこれを参考にして作ってみようかな・・子供たちは喜んでくれるかな〜。

追記;今ニュースで新規レッドデータリストが発表され、461種増加し全部で3,155種となったと報道しています。それと同時に、公園法を見直し開発できる土地を増やそうとの動きもあります。人も自然の一部、自然を壊して人の存在もありえない・・まず出来ることからしてゆかなくては・・。
どこかの宣伝コピーでこんなものもあります・・「知っているけどしていない・・はもう止め・・知っているからやっている・・に切り替えなくては・・」

"ひまわり畑の整備”
(a field of sunflowers)

アルバムへのリンク; 「森づくりの会」

杭みたいなものがいっぱいの写真は、今日作業した、咲き終わったひまわりを切り取ったところです。
抜けばいいのに?とお思いになられると思いますが、とてもとても手で抜ける代物ではない、抜くのは根も枯れてからとして、後で抜きやすいように杭みたいに茎の途中でばっさり・・です。
皆さんの言葉では今年のひまわりも種子ができないものとのこと、そこでひまわりのトップを5・6個持ち帰ってきました(右の写真)。
実は里山の家にこの部分を使ったTさん作の面白いものが以前よりおいてあり、今日Tさんに作り方を教えて頂き、これを真似してみようとの目論みです。
何かって?、・・完成しましたここでご報告させていただきます、お楽しみに・・。
さてこの畑は、例年の通り、ひまわりを終えて来年の春の菜の花畑にするため、施肥と菜の花の種撒きがもう直ぐ始まります。来年もここを散策する人たちに楽しんで頂けるものと思います。

"シラタマホシグサ、咲いていました”
(Shiratama-Hosigusa, it`s on the verge of extinction)

アルバムへのリンク; 「花・植物ー夏」

シラタマホシグサが咲いていました、場所は島田緑地・自然生態園(7月10日、アギナシとタヌキモの話題で紹介したところ)です。
この自然生態園は土・日に一般開放されていて、誰でも自由に入ることが出来ます。又、一部エリアは年1・2回開放され、次回の開放日は9月16・17日の予定とのことでした。

さて、このシラタマホシグサは「東海丘陵要素植物」の一つで、5月19日話題にした「トウカイコモウセンゴケ」もその一つです。レッドデータブックのランクはU、植物園やこの様に保護された場所でしか見ることが少なくなったというのは残念ですね。

前述した「東海丘陵要素植物」って?・・これはここ東海地方の、他の植物が入れない弱酸性で栄養の乏しい環境に適応したもの、東海地方の地殻変動で残った又は誕生したもの、又はもうこの地方でしかみられないもので、良くご存知のシデコブシ、ハナノキ、ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)、ヒメミミカキグサ、ウンヌケ等15種程挙げられています。シデコブシやヒトツバタゴは街路樹で良く見かける様になりましたが、ヒロパパにとってまだ見たことが無いのがいっぱいです。ミミカキグサもここ自然生態園で見られると看板に書いてありましたので、この時期たびたび訪問してお聞きしてみます。

お断り;東海丘陵要素植物については、豊田市自然観察の森・パンフレットを参考にさせていただきました。

"風情がありますね〜・・”
(a tasteful cottage at Tateshina)

アルバムへのリンク; 「街角スナップ」

まだ続いている山の話題・・写真の山小屋は風情がありますね〜。戦前でしかも昭和初期の建物?、その頃は時代の最先端だったのではと思われるたたずまいです。
夏の最盛期(お盆の頃)にも訪れる人がいないみたい、もう誰も来る人がいなくなったのか寂しげにひっそりと林の中に建っています。
中がどうなっているかは分りませんが、外壁に防腐塗料を、床を張りなおし壁を塗りなおし、木製の窓枠を直し等ちょっと補修をして綺麗にお掃除をすれば自然と同居して快適に暮らせそうと思いませんか。
ここ以外にも直ぐ隣の大きなログハウス3棟(これは売る目的で建てた・・が買い手がつかず?かな)も荒れ放題、この地にはこんな建物がところどころ見られます。
世代が代わると、環境も好みも変わり避けることが出来ない状況となるのでしょうね。お金と暇がある人がいたら何とかなりそう・・ですが、ヒロパパは暇はあってもお金がない・・残念ながら外から眺めるだけ・・でした。

"きのこは難しい!”
(What's this mushroom(or Toadstool)'s Name?)

アルバムへのリンク; 「花・植物ー夏」

写真のものは山小屋の南斜面の雑草刈りの時見掛けたきのこ、触るとプヨプヨでしたが中は空洞ではなく、あのお菓子のマッシュルームのちょっと固めのものという感じでした。
名前を調べてみようと帰宅してから図鑑を例によって一枚一枚捲りながら・・マツタケやシイタケの仲間とみ形が違うし?、丸いからキツネノチヤブクロの仲間(腹菌類)かな?、でも中は空洞ではないし表面に棘も無い、最終的な候補として「オニフスベ」の幼菌かな?・・と今のところは思っておくことにしました。

右は参照したきのこ図鑑(山と渓谷社)、タグがところどころ挿んであるのがお分かりと思いますが、これは名前が分ったもの、でもこのタグはまだ7枚だけ、今回も確定したタグは無しとなりました。

それにしてもきのこは難しい・・・!、約1万種でその内食用できるのが10パーセント程度、それに菌類といってもきのこあり酵母菌ありカビあり、では細菌とは何?・・・と疑問が膨らみます。専門的な分類上の資料を読んでもまずそれぞれに付けられている名前が難しくそれを理解するのに一苦労・・まだまだ道のりが遠そうです。
でも菌の重要さは絶大です、有機物を分解して無機物に還元する能力、これが無ければ自然は存在しない、それと同時に、前述したきのこ図鑑のあとがき(今関六也さん著)に、●菌は金なり、●されど菌学は未だに栄えず、●されば菌は貧に通ず、●生態系自然観、・・の面白い記述がありました。もし機会がありましたお読みください。

"これ誰の羽?”
(Which Bird Plumage ?)

アルバムへのリンク; 「小鳥・動物・昆虫」

写真は先日の山篭りの時庭で拾った一枚の羽、紺色と空色と白の縞模様が綺麗です。
さて、これはどの鳥の羽かな?・・と図鑑(原色日本鳥類図鑑;保育社)を例によって一枚一枚捲りながら調べてみました。勿論山の中ですので水鳥の類ではなさそう位は分りますのでこれらを除いて・・と今回は割合早めに似たものに出くわしました・・「カケス(カラス科)」の胸の羽みたいです。それにしても綺麗ですね。
ということは、”カケスがこの時期この辺に居た”という痕跡であり、実はこの様な動物が居た痕跡が他でもいくつか見られました。
下の写真は「オオバギボウシ」です。良くご覧いただくと分りますが、花は咲いていても葉っぱが全てなくなっています。このオオバギボウシは和え物やおひたしでも美味しく、誰かが人為的に刈り取ったのかな?、でも切り口がぎざぎざで刃物で切り取ったものではない・・それに小さな筒状の糞も見かけて、そうかこれは人が多くない時期に野生の鹿が食べに来た跡みたい・・と想像しましたが多分当たっていると思います。
ここには以前、毎晩生塵をあさりにくる狸君が居ましたが既にあの世に行ってしまった、リスや山鳩、きつつきの仲間、それに朝早く名前を知らない小鳥たちが群れをなして訪問してくれています。楽しいですよ!。

下の2枚の顕微鏡写真はカケスの羽を覗いたもの(100倍、左が順光、右が透過光)ですが、普通に見た場合に比べ彩色が無い?、見る位置によって色が変わるわけではないのですが、綺麗に見えるのは、もしかしたらこれも8月7日話題にした構造色の一つでそれぞれの色がそれぞれ強め合っているからなのでしょうか?。

"昭和初期?の道具箱”
(a Tool-Box for Dentist)

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写真は、高さ;18センチ、幅;27.5センチ、奥行き;12.5センチの、クレゾールの匂いが残っている木製の小さな箱、それを開くと(右の写真)引き出しが6個あり見事な細工です。
歯科医だったおじさんの遺品で骨董品級、そのお子さんから頂いてしまいました。細かな物を整理するのは重宝しそうです。
今は中はからっぽですが、多分歯を治療する為の細かな道具、昔は現在の様に電動の器具はなかったでしょうから、今も使われている、ミラー、ピンセット、エキスカ、探針、ブローチ、クレンザーその他抜歯用の器具等がいっぱい詰まっていたのでしょうね。
さて、その歯医者のおじさん(おばさんも)優しい方でした。子どもの頃遊びに行き遊ばせてもらいしかもおご馳走がいっぱいで良い思いでばかり、その時おじさんの家に入るとクレゾールの匂いがして、いつしかこのクレゾールの匂いがこの記憶と重なり今でもヒロパパにとって心地よい香りになってしまっています。
香りと記憶、不思議な関係がありそうです。

現在では、クレゾールはあの匂いと取り扱いの難しさから消毒薬としての利用は無くなっていますが、野良猫対策でクレゾールを撒くということを聞いたことがあります。猫ちゃんにとってはクレゾールの匂いが大嫌い?、昨日話題にしたショパン君で実験してみたらどうなっていたかな?・・そんなことしたらショパン君のお母さんから大目玉ですね、怖いから出来ませんが・・。

追記と訂正(8月22日);
おじさんが歯医者を開業したのが大正2年とのこと、それにこの道具箱は開業時から使用していたとの情報をお子さんから頂きました。ということは、本文の昭和初期は間違いで、”大正年間のものであった”が正解みたいです。

"ショパン君元気です”
(about boy-Shopin)

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ベンガル子猫のショパン君に会ってきました。
ショパン君は今年5月29日に紹介をしましたが、生まれてから6ヶ月、多分初めての外出、環境が変っても元気に遊びまわって、疲れたらお気に入りの場所で足を組んで”爆睡”、爆睡中は何をされても”我関せず”、十分に睡眠をとった後はまたまた元気に遊び回る・・見ていて楽しいですね〜。

ショパン君が部屋の中で飛び跳ねている、なにをしているのかなと見ていましたら、どうも飛び回っていた蚊かなにかを追っかけていたみたいでした。
人の場合、寝ている時に耳のそばでないと聞こえないブーンという羽音も、猫の場合は人の聴覚の約3倍の範囲(〜60kHz)の聴覚で聞き取って、しかも耳を片方づつ動かし約0.5度の確度でその範囲を見極めている(・・いかにも科学的に知ったかぶりで書いていますが、これはインターネットからの受け売り(ココをクリック)です・・)、すごいですね。
ヒロパパのお隣の家にもアメリカンショートヘアーの猫君がいます。飼い主が留守のときはいつも窓に登って外を見ているのを見かけますが、時たまミャオーミャオーと鳴き始める、暫らくすると飼い主がお帰りになったみたいでドアーを開ける音が聞こえる・・多分飼い主の足音をちゃんと聞き分け喜んでお出迎えなのでしょう、たいしたものです。

"庭で見かけた昆虫”
(Insects at my Cottage around)

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今回の山篭りは当家のおばあちゃんを連れての介護旅行みたいなもの、従って好き勝手に遊び回るわけには行かない、昨年8月20日にも同じようなことを話題にしましたが、ただ山小屋の周りだけでもたくさんのものに出会うことができます。
今回出会った昆虫、上・左から下・右の順に「コミスジ」、「ゴマダラカミキリ」、「イトトンボの仲間」、「甲虫の仲間」、
”ウン??・・仲間って何”と言われそうですが、名前が分らないからです。

「コミスジ」は7月25日に話題にした「コノハチョウ」や、「コヒョウモン」(2006年8月3日の話題)「キタテハ」(2007年5月9日の話題)と同じタテハチョウの仲間、写真の様に蝶なのに翅を拡げてとまっています。それに翅の模様が似たものに「イチモンジチョウ」(7月22日の話題)や蛾の仲間の「トンボエダシャク」(6月11日の話題)も居ます、・少なくともこれくらいは見て直ぐ判断できるように覚えて置かないと・・と思っていますが・・どうなるのかな〜。

カミキリ仲間は、数年前に「ルリボシカミキリ」(2004年8月8日の話題)を見て以来この「ゴマダラカミキリ」は久しぶりです。

さて「イトトンボの仲間」は、インターネットの図鑑で調べてみましたが良く分らない・・どれかの種の雌なのかな〜、それに背中にお砂糖をまぶしたみたいな甲虫も分らない・・昨年は背中が真っ赤な「アカクビナガハムシ」(2006年8月20日)でしたが・・ゆっくりと調べることにします。

”楽焼屋さん跡地が公園に”

(a little park and my memory)

アルバムへのリンク; 「街角スナップ」

只今帰りました、涼しい山の中から・・と言いたかったのですが、山も暑い・・暑い・・最高気温が32℃、標高1300メータを超えるこの付近で30℃を越すなんて多分記録的な暑さだったのではと思います。ただ風は涼しく、それなりに自然を満喫してきました。そんな中、いつも通りイタドリと格闘してきましたが、暑さのせいか歳のせいか?汗びっしょりで直ぐ休憩・・ではかどらず、納得のゆく状態まではとんでもない・・だから綺麗になった写真の掲載がない!・・その通りなのです。

写真は、昨年夏(2006年8月22日)と一昨年夏(2005年8月2日)に話題にした蓼科・プール平の楽焼屋さん、今年も付近を通ってみましたら小さな公園に変っていました。
ここに親子二代に渡って、四・五十年そのたたずまいが変わることなかった小さな楽焼屋さんがあった・・ということを示す痕跡は皆無、記憶に残るのみとなってしまいました。変えないこと、変らないこと、これを続けることは難しい・・ですね〜。

とにかく暑い、昨日の多治見は40℃を超える気温だったとのこと、Sさんご家族は大丈夫だったのかな〜。

”熱田神宮の鳥居は神明スタイル、何時から何故が・・分りました!”

(I understood why and when Torii-style was chenged)

アルバムへのリンク; 「戯言」

下記は先月26日に話題にした熱田神宮の鳥居の話題で全文を転載してあります。熱田神宮にお問い合わせをして事の次第が分りました。

(以下転載部分)
写真はこのところ灯火採集の通っている熱田神宮の本宮の手前の鳥居、鳥居は一番外側から数えるとのことですので、”三の鳥居”です。
鳥居には大きく分けて、”笠木(鳥居の上の横になっている部分)”がまっすぐなものを「神明(しんめい)鳥居」、反り返っているものを「明神(みょうじん)鳥居」というそうです(文字を入れ替えただけでどちらがどちらかをすぐ忘れそう〜)。
従ってこの鳥居は「神明鳥居」、勿論熱田神宮は、本宮の”中重(なかのえ)鳥居”まで全てこの神明鳥居でした。
参考までに鳥居の種類についてはココをクリックしてください。
鳥居のいろいろはこれで分りますが、では広重の「東海道五十三次」をご覧ください。
左は広重が38歳(天保5年・1834年)の保永堂版の「宮(熱田神事)」、右は広重が46歳(天保13年・1842年)の行書版の「宮(熱田浜の鳥居)」、江戸時代は海岸がごく近くで桑名までの「七里の渡し」があったことが良く分りますが、
今日は鳥居の話題・・
左の版画の鳥居は明神スタイル、右の版画の鳥居は今と同じ神明スタイル、まさか広重さんが嘘を描くはずはないので、1834年から1842年の8年間の間に熱田神宮の鳥居は今のスタイルに変わった!?・・何故変えたのでしょうね、伊勢神宮は神明スタイルなのでこれを模したのか?今度訪問した折にでもお聞きしてみようかな・・。


(以下本文)
●まず熱田神宮は社殿を含め、今までの朱塗りの「尾張造り」から「神明造り」にしたのは明治26年(1894年)であること、この時鳥居も「神明鳥居」に変えた、従ってそのときまでは「明神鳥居」だったはず、
●では広重さん46歳の時の東海道五十三次・宮の渡しの鳥居が「明神鳥居」ではなく「神明鳥居」であるのは何故?・・当時からさかんだった”お伊勢参り”の玄関口として、この熱田浜(宮宿)に伊勢神宮の鳥居(「神明鳥居」)と同じスタイルの鳥居があった、七里の渡しの到着地点の桑名も「神明鳥居」がある(詳しくは桑名市の観光案内(ココをクリック)を参照ください)、
●結論として、広重さんの時代に変わったのではなく、昔から広重さんの時代を含め明治26年までは熱田神宮の鳥居は「明神鳥居」で、熱田の渡しの鳥居だけ「神明鳥居」であった、広重さんはそれをそのまま描いている

・・ということで・・すっきりしましたよ・・とおもいきやまたまた疑問・・

それでは今の宮の渡し跡地に神明鳥居は残っているのか?・・
どうもインターネットで調べた限りでは常夜灯はあるが鳥居が見えない・・今度は現地へ行ってみて確かめないと・・。
もしあればこの鳥居は伊勢神宮の一の鳥居で桑名の大鳥居が二の鳥居、もし無ければ桑名にあるのが一の鳥居(インターネットからはこれが一の鳥居との情報があります)・・、
それに熱田(昔の宮宿)や桑名宿が伊勢神宮の玄関口としても、では東海道五十三次の宿場では伊勢神宮の玄関口はここだけなのかな〜?、京都や今の大阪あたりの人も宮宿からお伊勢参りをしたのかな〜、それとも他に玄関口があったのかな〜、そこにも神明鳥居があるのかな〜??、
熱田神宮の鳥居の疑問からお伊勢参りのルート等・・ますます疑問が膨らんでしまっています、・・。

それにしてもインターネットからいろいろな情報が得られます。
”お伊勢参り”、”江戸時代”、”玄関口”で検索してみましたら、在りました・・関西以西の人は大阪市内・玉造稲荷神社から(詳しくはココをクリック)のルートが有名だったみたいとか、それ以外にも街道はいろいろとあったこと、ただ玉造稲荷神社の鳥居は「明神鳥居」・・??、鳥居のタイプでもこれだけ楽しまさせてもらいました・・。

さて暑い毎日が続いています、ということで数日間このホームページをお休みさせていただき山へ逃げ込むことにします。また帰宅しましたら涼しいお便りをお届けできるものと思います、ご期待ください。

”モンシロチョウには大きすぎた!・・特製展翅板”

(a setting board for Butterflies made by HiRoPaPa)

アルバムへのリンク; 「戯言」

ヒロパパ特製の展翅板;特に蝶の仲間の展翅を行うとき、片方の翅は従来どおり拡げるにしてももう一方は止まったときの状態、即ち翅を閉じた状態(翅を起てた状態)で標本作りをしたい、その方が表裏の模様も見えるし分り易い・・ということで作ったもの(先月26日の話題)、これを昨日モンシロチョウを捕まえ標本作りに挑戦してみました。
モンシロチョウにした理由は、アオスジアゲハやキアゲは見かけるにしても到底ヒロパパに捕まる様なのろまなものは居ない、このモンシロチョウも”必死で”捕まえたものなのです。

帰宅して針箱から針を取り出し早速展翅作業に取り掛かりましたが・・さてさて・・展翅板の隙間(胴体の入る隙間)が広過ぎ片方の翅を垂直に固定することができない、ある程度は予想をしていたのですが・・残念!。
モンシロチョウでダメであればシジミチョウなんて到底無理、やはり蝶のの大きさに合わせ2−3種類の展翅板が必要になりそうです。柔らかい材質のバルサやファルカタ、桐の木片を探して小さい蝶の為に展翅板作りから再挑戦が必要となりました・・といってもこの展翅板はアゲハの仲間には有効・・とまだ期待をしています。

”アブラゼミの羽化”

(Yesterday,the second Investigation of Creatures in this year)

アルバムへのリンク; 「小鳥・動物・昆虫」

aburazemi8

昨日夜は熱田神宮で灯火採集でした。前回7月14日は雨天で翌日に延期されましたが、今回は予定通り、機器の設置も順調、電源も問題なし、スタッフ以外もIさんご夫妻やOさん、それにNさんや一般参加のHさんファミリーとで総勢12名、多分他の観測ポイントよりは少な目だったと思いますがゆっくりと楽しむことが出来ました。
昨年の8月の時に比べて、セミが少ない感じがしましたが、それにしてもすごい数、今年は昨年見かけなかったクマゼミもみれました・・これは良い傾向なのか悪い傾向なのか・・。

そんな中、Hさんファミリーの皆さんが見つけてきた羽化直前のアブラゼミを、灯火採集の幕に止まらせ皆で観察することもできました。掲載した写真はその羽化の様子で、一番上は羽化最終時点(11時15分)で殻から離れてこれから飛び立とうと準備しているところです。
この状態になるまでの変化を写真左から右にならべてあります。
まずうろうろと動いて羽化する場所決め、止まった状態が10時16分、それから約10分後背中が割れ、6分後まず背中が出て、7分後頭と目が、お尻の部分を残してイナバウワー状態になるまで10分、今度はお尻を残したまま身体を起すまで2分、身体全体を出すまで8分・・合計すると約1時間強で羽化し、あと身体を乾かし翅を伸ばして飛び立つ、この状態まで観察することができました。アブラゼミは羽化してから4-5日で成熟し鳴き始める、その後約1週間の寿命、地中の6−7年(アブラゼミの場合)の生活に比べると地上での生活はなんと短い・・ですね。

”Big News!、Big News!”

(Big News!)

アルバムへのリンク; 「子どもたち」

ビッグニュースです。ヒロパパにも二人目の孫です!。
一人目はたびたびこのホームページに登場してるHちゃん( 2004年3月24日2004年3月21日2004年2月13日)ですが、Hちゃんに妹ができました。
Hちゃんはミュンヘン生まれだからドイツ国籍を持っている、SGちゃんは(お父さんからまだ名前の連絡が無いため仮にSG(Second Grandchild)ちゃんと呼びます)はハワイ島ヒロ生まれということはアメリカ国籍を持っている、国籍を二つも持っていることだけでもすごいな!、それにHちゃんはフラダンスを習っている、SGちゃんがもう少し大きくなったら、おじいさんの前で二人で一緒にフラダンス・・こんな想像をしてしまっています。
とにかくお母さんも元気とのこと、おめでとう、よかったね・・・・。
そろそろ・・二人の顔を見に行くため重い腰を上げてみようかな・・。

今日はこれから夜11時まで熱田神宮で灯火採集です、行ってきま〜す。この話題はまた明日以降に・・。

”ショウジョウトンボ?、ナツアカネ?”

(Syojyo-tombo or Natsuakane)

アルバムへのリンク; 「小鳥・動物・昆虫」

今日のここ名古屋地方の最高気温は37.2度、暑いはずです、脳みそまで煮えてしまいそう、夜も暑苦しく熟睡できず・・なんとかして〜の状態です。でもガマン・・ガマン・・。

さて、7月31日に話題にした赤とんぼの話題、先日もトラロープに止まっているのを撮影してきました。

左は全身真っ赤だから多分「ショウジョトンボ」(「ナツアカネ」ではない)と思っています。
でも右は何なんでしょうね?、大きさは同じ程度で、赤みが薄い、これが「ナツアカネ」なのか、それとも、これから全身が赤くなる?複眼の部分も真っ赤になれば「ショウジョウトンボ」、そうでなければ「アツアカネ」・・実は先日話題にして、これからは大丈夫・・と自信を持ったつもりが・・これを見てまた自信を失ってしまいました。もしかするともっちも「ナツアカネの可能性もあるのかな?、同定することは難しいですね〜。

”コナラの成長状態”

(about Konara's germination)

アルバムへのリンク; 「花植物ー夏」

昨年より”手塩にかけて育てている?”コナラを今日やっと大きめなポット(4号)に植え替えました。今ある数は、発根したものの内K中学の皆さんにお渡しした以外の29個で、20個は2月27日発芽したものを確認し、又約2週間前に又2個芽が出したのをみつけ、現在21個に増えています。発芽していない8個は、もしかしたら・・の期待もあって掘り出しての確認はまだしていません。
発根率は98%、発芽率は72%、どんぐりの拾い方さえ注意すれば(成熟して落ちたものを直ぐ拾い集める)現在のところ約70%は発芽すると考えて良さそうです。
背の高さはまだ10pにも満たない状態で、直植えすると雑草に紛れそうです。お聞きしたお話ですと、” 大きくする為には大きいポットに”とのこと、これからどんどん成長してくれれば・・。

右の鉢植えの3本はアベマキです・・・
とここで確定的に言えるのは、自分でどんぐりから育てているからで、この状態で単独にこれは何と聞かれて答えられるかどうか・・?。
葉っぱを比較できれば、アベマキの方が葉っぱが大きめ、葉脈が狭いことと数が多くよく浮き出ている、葉の葉脈のそれぞれの先に棘みたいなものがある、これらの相違は分りましたが、一般的に言われている裏が白い毛で被われていることについては良く分りませんでした。これらも経験を積み重ねないと身につかないのでしょうね。

参考までに今までの関連記事を記載しておきます。
今年5月25日;コナラの発芽、気になります
今年5月16日;コナラの発芽状況
今年4月13日;立派な葉っぱがでてきました
今年3月23日;幼葉がでてきました
今年2月27日;発芽
昨年11月13日;発根率98%
昨年11月2日;慌てて苗床を用意
昨年11月1日;もう発根した
昨年10月30日;観察開始

”美しい竹林”

(a bamboo grove)

アルバムへのリンク; 「花植物ー夏」

画像は、一昨日(6日)に話題にした竹林の近くの竹林、明らかに三つの異なった竹が見られます。これらの竹林は傍によって見ると先日の話題の通りで遠くから眺めているのが一番・・みたいですが、今日は、この竹は何?の話題です。
参考にしたのは、この付近の竹をこよなく愛し、竹林の整備をされているグループのNさんがまとめた「たけ地図」で、左が「スホウチク(蘇枋竹)」、真ん中のちょと背の低いものが「シホウチク(四方竹)」、右が「ホウオウチク(鳳凰竹)」とのことです。
このNさんの「たけ地図」によると、ここ平和公園南部緑地には14・5種類の竹・笹が記載されていて、よくこれだけ調べ上げたものと敬服してしまいます。
下の画像はそれぞれの桿を並べてみましたが、緑色の筋が入っているとか桿が丸くないとか明らかな特徴をもつものはすぐ判別できるのですが、例えば「マダケ」と「ハチク」の違いは(2004年7月23日の話題)とか、「竹」と「笹」の違いはとかになると、おぼろげながら認識していても現場で即断できるかどうか、まだまだヒロパパの知識は狭いな〜の一語につきます、諦めずに続ける以外ないとは認識しているのですが、このところの物忘れの激しさにはホトホト手を焼いています。でも分らないときはNさんに聞くか、あの有名な「富士竹類植物園」のホームページの中を探してみると何とかなるかもしれません。

もう一つおまけ・・・先日の童謡「赤とんぼ」の赤とんぼは何?と同様、♪ささのはさ〜らさら・・♪の「ささ」は本当は笹なの?竹なの?・・「読む植物図鑑」の著者;川尻秀樹さんは悩んで今夜も眠れない・・とのことです。

”アオドウガネは見る位置によって色が違うのは何故?”

(Why?, I can't understand.)

アルバムへのリンク; 「小鳥・動物・昆虫」

写真は、アオドウガネを窓辺に置き、翅を逆光(左の写真)と順光(右の写真)で撮ったものです。
片や深い緑色、もう一方は赤銅色と見る位置によって違った色に見えます。
実は先月16日の灯火採集に参加してくれた小学校4年生のk君の疑問に応えるべく、一昨日丁度既に息絶え落ちていたアオドウガネを拾い、持ち帰り、見る角度を変えながら比べてみました。
窓からの昼光で、赤銅色に見える範囲は水平位置から約30度程度まで、それ以外の位置からは全て深緑色、緑青色の銅板?・・アオドウガネという名前の由来が肯けます。
上・左の画像からすると翅の突起部分からの深緑色が強い様に見えています。それではということで今度は翅のみを顕微鏡(250倍)で覗いてみまたのが下の画像です。顕微鏡画像でも全体が褐色であるのに対して突起先端に緑色の発色が見られます。褐色は胴体の黒に紛れ、この緑だけ強調されている(逆光の場合)みたい、では順光の場合は、この反射が無いため本来の褐色+胴体の黒によって赤銅色に見える・・こんなことと想像しています。

では何故色が変わるの?、先月27日に話題にしたモルフォ・チョウ昨年7月12日のタマムシ、かの有名なアウラタやパプキン(パプアキンイロクワガタ)も含め全てが構造色、これらの発色の仕方を解説しているページがありましたのでご紹介しておきますが、このアオドウガネがどの構造色なのかはやはり電子顕微鏡の世界になってしまいそうです。

それに不思議ですね、相互が順光の位置か逆光の位置かで見える色が違うということの意味は?、色を変えて身を守っている?、仲間同士を認識しあっている?、・・ただこの推定は人から見たものであって、これらの昆虫たちは同じ色に見えているのかもしれませんし、又は人には見えない光があるのかもしれません・・と発色の仕組みや理由は皆目分らない・・という結論です。

訂正と追加(8月8日);
本文中、”突起部分から特に緑色の反射がある”と記載していますが、新規掲載した写真(下記、光の当て方を変えたもの)をご覧ください。突起部分は関係なく全体に緑色の発色があります。
光の入射方向と同じ方向から見た場合は約30度〜45度までは回折した反射光が無いため緑色は見えない(右の画像)、これ以外の角度から見た場合は回折した反射光(アオドウガネの場合は緑色)が目に入る(左の画像)、では何故緑か?は、翅の厚さと表面の構造みたいです。

”竹林の整備”

(felling of bamboo)

アルバムへのリンク; 「森づくりの会」

画像をご覧ください、ここは平和公園南部緑地、散策路の沿って美しい竹林・・・遠目にはですが、近くによって見ると(右の画像)、密集した竹、枯れて倒れた竹、しかも♪昼なお暗き〜♪の竹林です。こうなると他の樹木や下草は皆無、植生を豊かにする為には取り除かなくては・・ということで、昨日日曜日の森づくりの会の定期活動日で企業会員の皆様の応援もあり約40名で3時間程度、この竹(スズコナリヒラ)の伐採でした。

竹林を撲滅するには一般的には下記の様に夏の時期、数回に渡りただひたすら地上部を伐採する云々と言われています。竹は、 春から夏にかけて地下茎は栄養分を地上部分に供給し竹が成長する、夏から秋ににかけて今度は地上部からの栄養分を地下茎に蓄え来年に備える、夏地上部を伐採してゆくということは地下茎に栄養分を蓄えることができない、従って地下茎は弱ってゆく・・こんなサイクルかなと想像しています。
この為には全ての地上部分を皆伐しなくてはならない・・今回の作業は、この竹林の道路際に沿った部分のみで約1/4程度?、残りを皆伐するには大変な作業量が必要になりそうです。それにその年皆伐できたとしても次の年またチョボチョボと生えてきますので、数年この作業を続けなくてはならない・・このエリアが普通の雑木林に戻るのは5・6年掛かるのでしょうか、気長に元気出してがんばる・・しかありませんね。

”ナイトハイキングー子ども達と”

(Night Hiking with Children)

アルバムへのリンク; 「森づくりの会」

昨日の晩は子ども森づくり隊の本年度第二回目のイベントが平和公園南部緑地で開催されました。

写真をご覧ください、真っ暗な森の中を子ども達、保護者の皆様、それにスタッフを含めて約100名が3班分かれて、出来る限り懐中電灯を灯さないで五感だけが頼りのナイト・ハイキング、途中暗いときしか咲かないカラスウリの花(写真・下右)や、丁度羽化を始めたせみ(写真・下左・・ロープにぶら下がっているのがそれです)それに灯火採集(写真・上右)で集まってきた昆虫を観察することができました。

不思議なもので、懐中電灯を灯さないほうが歩きやすい、それに昼間はあまり気付くことが無い甘い樹液の香りに敏感になったりと感覚が研ぎ澄まされた感じがします。これらは人を含め動物全体が持つ身を守るための本能の一つなのかもしれませんね。

子ども達にとって自然の不思議を体験できて、良い思い出がもう一つ増えたものと思います。

”ヘクソカズラとガガイモ”

(HekusoKzura and Gagaimo)

アルバムへのリンク; 「花・植物ー夏」

昨日の散歩途中で見掛けた同じところで同じように見かけることができるつる性の植物、片方(写真左)は「へクソカズラ(アカネ科)」とは分っていたのですが、さて右のものは何?、帰宅して調べてみましたら「ガガイモ(ガガイモ科)」、この二つは対で覚えたほうが良さそうです。(お恥ずかしいのですが現在のヒロパパの知識はこんな範囲です・・)。

そこで早速先日頂いた「読む植物図鑑(川尻秀雄著)」(7月23日の話題)を参照してみました。ガガイモの記述はありませんでしたがへクソカズラについては面白いことがいっぱい、その一部を紹介させていただきます。

漢字で書くと「屁糞葛」なんと可哀そうな名前であり、臭いは春から夏にかけて強烈でオナラの成分とほぼ同じであること、その他別名「ヤイトバナ」の由来や実や葉の効用等々、興味を引く内容でいっぱいでした。

ガガイモは新芽や若芽はさっと茹でたり、マヨネーズ和え・炒め物・天ぷらに最高みたいです。でも根っこが猛毒だから絶対に食べないこと、これらのことも他の資料より知ることができました。

さて今日は夕方から子ども隊のイベントが開催されます。
夜真っ暗い森の中を歩くこと、それに灯火採集で集まってきた昆虫を調べること、夜だけ開花するカラスウリの花も蕾が付いていましたのでこれも大丈夫・・、子ども達も楽しい思い出として残ることとおもいます・・さてこれから出かけます、その様子は明日以降に・・。

”蝶・3題”

(well-known Butterflies)

アルバムへのリンク; 「小鳥・動物・昆虫」

今日は定例の当家のおばあちゃんの定期健康診断の日、送迎の待ち時間を利用して付近の散歩でした。
おおよそ散歩する範囲は同じところで、さて今日は何に出会えるのかな・・そんな中で蝶は掲載した「キタテハ」、「アオスジアゲハ」、「ヒメアカタテハ」、それに撮影は出来なかったのですが、シジミチョウやカラスアゲハにも出会うことができました。
飛翔している時を撮影なんて技術はまだヒロパパは持ち合わせがなくどうしても止まっている時を狙わざるを得ない、そんななか「アオスジアゲハ」だけは地面で水分・ミネラル補給?している時は相当近づいても大丈夫、一心不乱なのでしょうね。

それに前回のとき話題にしたマスクメロンのお店(7月13日の話題)に寄り又マスクメロンを買ってしまいました。はぜていても見栄えがわるくても美味しければ関係ないと、B級品と名札が付いていた一番易いメロンです。まだ収穫したばかりで食べごろはあと1週間程度とのこと、食べごろの判断は弦の部分の枯れ具合とお尻の部分の柔らかさですが、待ち遠しい・・。

”キラニン通りの猫ちゃん”

(a stray Cat at Killanin-street)

アルバムへのリンク; 「森づくりの会」

昨日の定点・定期撮影の作業中、通称;キラニン通り(名前の由来については文末をご覧ください)で見かけた猫君です。一時的に迷い込んだものかそれともこの付近を住処にしているものかは定かではありませんが、相当警戒心が強くこの写真を撮った直後ヒロパパに気づきあたふたと森の中に消えてゆきました。多分”野良”君と思われます。
もし野良君とすると、初めて見掛けた野良君です、一体何を食べて暮らしているのでしょうか。多分、この猫君以外にも狸君も生息しているものと思われますが、ひっそりと人目に付かないようにして生きている?のでしょうね。

それに・・良く顔を存じ上げている公園内住民のお一人がテントみたいな大きな荷物を自転車の後ろに積んで走ってゆくのを見掛けました。もしかしたら移転を決意されたのでしょうか、そうだとしたら移転先での新生活がんばってくださいね。

参考;森の中の立派な舗装道路である”キラニン通り”は、名古屋市がオリンピックを誘致しようと考えた時、当時のオリンピック会長;キラニン卿を候補地としたこの平和公園南部緑地の展望広場(この展望広場の様子は景観画像閲覧のページのA21をご覧ください)までご案内するため作った(1979年?)、そこで通称;キラニン通りと言っているとのことです。
尚キラニン(Killanin・アイルランド)卿は、ブランデージさん(アメリカ)の後、1972年から1980年までIOC第6代会長だった方、その後はサマランチさん(スペイン)、2001年より現在はロゲさん(ベルギー)がIOC会長となっています。

”定点・定期景観撮影・・3回目”

( the Fixed Point & Fixed Term Picturs" at Hihashiyama-no-Mori)

アルバムへのリンク; 「森づくりの会」

今年2月からスタートした平和公園南部緑地の定点・定期景観撮影最初のアップロードは3月17日)の3回目、8月分の撮影を今日からスタートしました。
この景観撮影は上旬の10日間の内の雨天を除く1日を選び撮影し、もし撮影に失敗したポイントがあった場合はその旬内で再度撮影することとしています。従って好天の日を選んで早めに撮影しておかないといけない・・ということで今日から今回分をスタートさせた訳です。
全28ポイントを決めた撮影方法(スポット、広角、パノラマ・・)と方位で撮影枚数は94枚、整理してこのHPの該当ページ(景観画像閲覧システム)にアップロードするのは多分2週間後頃までにはと考えています。

この画像は、今ご覧頂いても、今の景観を伝えているだけで知っているよ・・と言う方が多いと思いますが、本当の目的は10年後、20年後、出来たら50年ー100年後まで後継者の皆さんに継続して頂ければ本当の目的を達成できる、この数年はヒロパパががんばるつもりですが、来年からは後継者を育てなくては・・。それに処理が定常化したら東山の森全体に対象エリアを広げなくてはならない・・まだまだ大変です。

ただ今年5月のヒロパパのパソコンのダウンでパノラマに加工するソフトが消えてしまって、新しくパノラマ加工ソフトを購入するか又はスライドショウ的に表示をするかまだ迷っていますが、どちらにしてもオリジナル画像は必要 となりひとまずスポット画像をアップロードすることにします。

掲載した画像は左が今日のもの(右の画像は6月27日撮影したもの)、気になっているマンションがますます成長して、ここからだけではなく、エントランス付近からもそれ以外からも森の上にニョキット突き出ているのが見えるようになりました、残念です。