2008年10月のつぶやき
世の中には、綺麗なもの、不思議なこと、奇妙なこと、可笑しいことがいっぱいですね。
気がついた折紹介しています。
2008年10月31日

”百舌鳥が目立っています”
(Shrike)

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写真は近くの公園の枯れ枝(2008年9月10日に話題にしたオニクルミです)に止まって騒いでいた百舌鳥(オス)です。百舌鳥はいつもいるはずなのに何故この頃目立つのでしょうね。
この百舌鳥君、あっちこっちと飛び回っていましたが、見ていた限りでは数回、多分同じ個体が同じ枝に・・ということは縄張り宣言をしていた、この縄張り宣言の為キーキー騒ぐのが秋から冬に掛けてなのでこの時期目立つのかもしれません。だから百舌鳥は秋の季語、納得です。
それにサトウハチロウさんの作詞した「もずが枯れ木で(当初は”百舌よ泣くな”だったそうですが)」が思い出されます。この歌ができたのが、昭和初期、満州事変の頃とすれば歌詞からすると所謂反戦歌だったと思われます。

この公園にも湿地帯があります。写真の様に葦等が刈られ整備されていて、餌を求めてそこにセグロセキレイやハト君達も遊びに来ていました。小鳥たちは空からよく見ているのですね~すごい!。

”数々の作品で~す”
(Confiture,Honey Sirup and Riquere with Karin and Apple)

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写真は、昨日も話題にしたコンフィチュールと、果実酒、蜂蜜シロップです。
蓄えてあった空きビンを総動員して、かりんとりんごのコンフィチュール、それにかりん酒とかりんの蜂蜜シロップをラベルも作り貼り付け完成です。かりん酒とかりんの蜂蜜シロップはもう少し日にちを置いてからとなりますが、コンフィチュールは早速ヨーグルトと一緒に食卓にのっています、美味しいですよ。特にメイヤーレモンもよい味を添えています。

さて、下の写真は、高山の朝市(10月17日の話題)で購入した渋柿で、干し柿にする為帰宅後、皮を剥いて焼酎に付け、干す直前のもの(約2週間前の状態)です。その後干し続けているのですが、見事な果実で重たかった為か乾燥途中枝から果実が離れてしまいました。
現在はお皿に載せ、晴れた日中には外に出し、それ以外は冷蔵庫にと、乾燥させようと努力はしていますが、美味しい干し柿ができるのかどうか・・ちょっと心配・・・。

”メイヤーレモン”
(Meyer Lemon)

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先々週の信州紅葉散策旅行で手に入れた「かりん」や「りんご」、そろそろジャムにでもと作り始めています。ただ、ヒロパパが作っているのはジャムではなくコンフィチュール(Confiture)の方みたい(10月20日の話題)でしたが・・。

皆様もよくご存じですが、少しレモンを入れると美味しくなりますが、このレモンを探すのに毎回苦労をしています。通常スーパーの店頭ではアメリカ産のレモンが多く、防腐剤(ポストハーベスト農薬)がかけられている、国内産で防腐剤が無いものとか、これがない場合は「すだち」で代用したこともありますが「すだち」はこれの香りが強すぎ失敗、今回、写真のメイヤーレモンを利用してみることにしました。

それにしても一概にレモンといっても種類がたくさんあるのですね~。
主なものではカリフォルニア産のリスボン、ユーレカ、チリ産のジェノバ、それにこのニュージーランド産のメイヤーで、メイヤーはオレンジとの自然交配で生まれたとのこと、色はオレンジに近く酸味が少なめ、害虫駆除には食肉蜂を、防かび剤は使用していないとのこと、今回はこれを使うことにしました。

「かりん」は既にかりん酒とかりんコンフィチュールが出来上がっています。今りんご(蜜がいっぱいの真っ赤な「ふじ」です)をこのメイヤーレモンと一緒に仕込中、また出来上がりましたら作品を紹介しますね。

”ブラックライト”
(a Black Light)

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写真はブラックライト、使っている蛍光ランプは東芝製FL4BLBで波長は近紫外線352nmをピークに300nm~440nm付近のものです。こんなものどうするの?・・ノーベル化学賞・下村脩さんのオワンクラゲから発見した緑色蛍光タンパク質(GFP)に触発されてか?・・前々からいろいろ試してみたいことがあり先日おもちゃ的なものを買い込んできました。

まず試したのは、”デジカメのCCDではどのように写るのかな?”でした。
現在の手持ちのデジカメ2機種(SonyとNikon)では全く同じでした(上の写真)。色は可視の紫色が写っていますが、裸眼ではこの紫色が見えていません。何故この様に写るのか、CCDの感応波長範囲と人の眼のそれとが違うためなのか?この差をこれから解明してゆくことになりそうです。

それと、このブラックライトと可視範囲の蛍光灯を並べて置いた場合、どちらに昆虫が多く集まってくるのか、これも試してみたい項目です。

これ以上に面白かった事は、下のその他の写真です。
真ん中の写真は、国内で配達された封筒(葉書も同じです)、このブラックライトを当てると赤い色のバーコードが現われます。このバーコード、各集配局で印刷され、配送に役立っているそうですが、海外からのものには普通にみえているのもあります。

下の2枚づつ2種類の写真は、左2枚がブラックライト利用の秘密文書?、ブラックライトを当てないと見えないので、それを知っている人同士の意思疎通に役立つことになります。右2枚はお札の日本銀行総裁印でブラックライトでオレンジ色に変わります。これ以外にクレジットカードや証券、パスポート等に偽造防止の為様々に利用されています。

自然界にも蛍光を発するものがたくさんありますので、持ち歩いて試してみることにします・・があまり長く見つめないようにしないと・・。

”美味しそうなきのこ、食べられるのかな~?”
(a Mushroom or a Toadstool?)

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一昨日と昨日は、又雑草刈りで一汗かいてきました。少しは全身を動かし、なまらないように・・が目的ですが、全身運動というより鎌や鍬を使う腕だけの筋肉痛というのが本当です。

その作業の中、この数日の雨模様のためか「きのこ」をあちこちで見ることができました。
掲載したものは先週土曜日に作業場所でみかけたもの、特にアベマキの切り株にびっしりの「きのこ(左・上)」は美味しそうです。
仲間の方から「クリタケ」かもしれない、もしそうだとすると美味しいとのこと・・、帰宅後きのこ図鑑(日本のきのこ;山と渓谷社)のクリタケの属する「モエギタケ科」の、しかも切り株にびっしりのものを調べてみても、ニガリタケ(毒)、センボンイチメガサ(食)があり、しかも記載事項を読んでもその差を理解するのが難しい・・、やはり本当に大丈夫と分かっているものだけでそれ以外は手を出さないこと・・これを守ることにします。
このきのこ図鑑には食用可能、食用要注意、毒キノコ、不明の標識があります。この食用可能以外のきのこは最初は誰かが食べて中毒を起こし、これと近い種を同定していって決めている?のでしょうか、菌類の同定なんて難しそうですね~。

それではきのこって何?・・「子実体(かさや袋状の部分で胞子を飛ばす目的のところで、植物でいうと花みたいなもの?)」を目で見て確認できる大きさまで成長させるものを一般的に「きのこ」と呼び、小さいからきのこでは無い云々等の明確な定義がある訳ではない・・というのが常識みたいです。

さて、上・右は「キクラゲ類・ヒメキクラゲ科」の仲間、下・左は「ヒダナシタケ類・タコウキン科)の仲間、下・右は「ハラタケ類・テングタケ科」の仲間、一応ちょっとずつでも前に進ませ自分で忘れない為ここにメモしておくことにします。
それにこのHPでの今までのきのこの話題を紐解いてみましたら、たくさんありました。
2008年10月21日;ジゴボウ(ハナイグチ)
2007年11月30日;これきのこ?
2007年8月23日;難しい、きのこの世界
2007年3月18日2003年9月4日;キツネノチャブクロ
2006年4月17日;タマキクラゲ
2005年4月6日;アミガサタケ
2004年10月12日;サルノコシカケ
2004年9月5日;キクラゲ
2003年9月18日;コチャダイゴケ
2003年6月16日;ヤナギマッタケ

”♪信濃の国は十州に、境連ぬる国にして・・♪”
(Shinano-no-Kuni, a song of Nagano-Pref.)

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今回の信州紅葉紀行の最後の話題として、昔たら伝わっている歌を紹介します。

掲載した歌詞は何?・・長野県の県歌「信濃の国」(作詞;浅井冽、作曲;北村季晴、実際には6番までありますが省略してあります)です。
長野県民であれば誰でも歌える、同窓会・クラス会では必ず歌われる、お聞きしたところ小学校の音楽の時間に習っているのだそうです。国内の各県には県歌を定めているところが多いとは思いますが、聞いたことがない又はその存在すら知らないのが多い中、これだけ親しまれているのは珍しいのでは。
今回のハイキング中、長野県ご出身とおぼしきグループの皆様は歩きながら合唱していました。

実は先日おばあちゃんの姪が訪れた時もおばあちゃんが歌い出し、このとき佐代子ちゃん(おばあちゃんの飼っているオカメインコです)もつられてピーピー合唱しだした、おばあちゃんも知っているということは相当古い歌のはず・・とインターネットを探してみましたら、なんと作られたのは1900年(明治33年)当時の師範学校の行事で歌われ、そこの卒業生達が県下の学校に赴任し徐々に広まっていった、実際に県歌と定まったのが昭和43年(詳しくは解説ページをご覧ください)だそうです。当家のおばあちゃんは小学校の頃(おばあちゃんの小学校時代の写真は2008年8月31日をご覧ください)音楽の時間にプカプカオルガンに合わせて歌っていたのでしょうね。

そういえば中国の皆様でいえば、北京オリンピックの時の「歌唱祖国」(2008年9月16日の話題)と同じようなものかな~?、中国では誰でもこの歌を小学校の時習っている知っているとのこと、ただ歌詞からすると”党歌”みたいですが・・国歌とは違い誰でも知っていて気楽に楽しめる歌、長野県民の「上を向いて歩こう」的なものと考えればいいのかもしれません。

長野県は、明治時代当初は長野を中心とする長野県と松本中心の筑摩県に分かれていた、これがその後長野県で統一された・・が、その後又分裂の機運が盛り上がった際、討議している議場でこの信濃の国の大合唱が起こりこの危機を乗り越えたという逸話も残っている様です。歴史的に長野県の皆さんは、長野というより信濃又は信州と言われる方を好む、教育に熱心で、理屈っぽいとのこと・・ヒロパパも一部?受け継いでいるところがあるのかな~、何度か聞いているうちに信濃の国のメロディーは覚えてしまいました。そういえば、小学校から大学までの校歌、その後の社歌は既に忘却の彼方・・その断片すら思い出せないのは悲しいのですが・・。

”白駒池”
(ShiraKoma-ike)

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写真は、昨日話題にしたメルヘン街道の麦草峠の近くの白駒池(写真・上)、案内看板では、標高;2,115m、面積;11.4ha、最深;8.6m、湖岸線;1.34kmで標高2000mを超える湖としては日本で最大の面積のものだそうです。ただここは紅葉は終わりもう冬支度でした。
記憶にある標高の高いところの池で、例えば立山のミクリガ池(標高;2,405m、面積;3ha、最深;15m)、五色沼(日光、2,175m、5ha、5m)、白馬大池(小谷村、2.379m、6ha、6.5m)と比べると確かに2,000mを超えるものの中では面積が一番広い・・納得です。

実はこれを調べている最中、また疑問が頭をもたげてきました。
”池”、”湖”、”沼”、”池塘”、”水たまり”・・これらの違いは何なのでしょうね?。
調べてみましたが結論としては、定義は明確ではない、法的に規定されているわけでもない、水深や広さで名前を違えている訳でもない、人工のものが池?、自然のものが湖?、でも人工のものでも〇〇湖というのがあるし・・と、池・湖・沼の違いは無い、全部を固有名詞と受け取ればいい、ということにしました。

この白駒池は周りからの湧水と雨水が溜まったもので、ここからの水は大石川から千曲川へ、その後信濃川を経由して最終的には日本海へ長い旅をすることになります。
これに対して、一昨日話題にした横谷渓谷御射鹿池(22日の話題)の水は、渋川、上川を経由して一旦諏訪湖に、その後諏訪湖の釜水門から天竜川となって遠く太平洋へと流れています。
面白いですね~、降った雨は麦草峠付近の分水嶺のわずかな差で、片や日本海、片や太平洋とまったく違った運命を辿る・・人生もこんなものなのでしょうか・・。

さて、今回は峠越えをせず、白駒池付近の散策でした。下の写真は散策中付近で見かけたもの、それぞれ何か分かりますか?、
左→右の順に、「コケモモ(ツツジ科、常緑低木)」、「イワカガミ(イワウメ科、多年草)」、「ゴゼンタチバナ(ミズキ科、多年草)」です。右端は、「イチイ」の実で一昨日話題にした横谷観音で見かけたものです。
ここは国立公園内ですので、採取は勿論厳禁、盗掘や環境変化による絶滅がなければいいのですが、・・それにやはり花の咲く時期にも来てみたいですね~。

”樹木の生命力、すごい!”
(Wonderfull Tree's will to live)

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ご覧ください、「どんな逆境でも俺は生きるんだ!」とがんばっている樹木、大きな岩を抱き込んで伸びているもの、叩かれてへし折られてもまっすぐ伸びているもの、昨日話題にした横谷渓谷のトレッキングコースで見掛けたものです。
ここは富士山の裾野に広がる青木が原と同様、蓼科山を中心とする火山性台地で大きな岩がごろごろとしています。ここにシラビソ、ミズナラ、アオダモ、ハン、イタヤカエデ、トリネコ・・たちが懸命に生きています。

それにしても、掲載した写真の木は、数トンもあると思われる地上部を見事に支えて伸びています。地上部はまっすぐ上へ伸びる、根っこの部分は水を求めてほぼ真下に伸びる、地上部や根っこがバランスを取るため曲がる訳でもない、とすると・・左は板状の根っこ?の部分が、右は横になった部分が地上部を支えていることになる、地上部と根っこの接点の部分のこれらの工夫をこの樹木は自らの力で完成させている、植物でも持っているDNAのなせる技か?、すごい生命力です。

この接点の部分の引っ張り力や圧縮に耐える力の力学的な解明とその細胞組織の成り立ちを解明したら面白そう・・等々はヒロパパのレベルを超えていますので遠慮させていただきますが・・とにかく”どんなにいじめられても頑張るんだ!”との教訓と受け取りました。

こんなにがんばって生きているのに、日本の森林の荒廃は大問題です。
日本の森林面積は68%、アメリカの33%、イギリスの12%に比べると多いのですが、使われている木材の国産率は20%程、安いからだけの理由ですが、お金がないため手入れが行き届かない、ひょろひょろした樹木しか育たず荒廃するのみ、国産の木材をもっと利用して森林の整備にお金を回わせば東南アジアやアマゾン流域の森林の伐採も防げる・・何とかしたいですね~。

”横谷渓谷とマイナスイオン”
(Minus-Ion at Yokoya-keikoku)

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この1週間、観光案内的な話題が多くなっていますがお許しを・・。
昨日は、ビーナスライン、メルヘン街道、湯みち街道の湯みち街道をを紹介いたしましたが、今日はメルヘン街道で、その道筋にある横谷渓谷と横谷観音を紹介します。

横谷渓谷には下流から順に、「乙女滝」、「霧降の滝」、「鷲岩」、「屏風岩・氷瀑」、「一枚岩」、「王滝」(写真上から2番目)と「横谷観音」(写真・上)、最上流部に「おしどりかくしの滝」と見どころがあり、この渓流に沿ってトレッキングできます。ご覧ください、横谷観音堂は真っ赤なテントを張ったみたいで見事な紅葉です。

ここでまた面白いものを発見!、各見どころに立て看板で「マイナスイオンが〇〇〇個/cc(2004年9月調査;蓼科中央高原観光協会)」なるものが立っていました。
最高で20000個/cc、少なくても3000個/ccとの表示、「マイナスイオンいっぱいだよ!」と宣伝しているのでしょうね。

さてさて、4・5年前からもてはやされ、家電製品でも宣伝文句にうたわれている「マイナスイオン」って何?、健康とどんな関係?・・、
結論から言うと・・よく分かりませんでした。
●まず、「マイナスイオン」の明確な定義があるのかな?・・は存在しないみたい。ただマイナスイオンとはマイナスに帯電した水や酸素又はその他の空気中の分子を指しているみたい、マイナスに帯電した粒子があればそれが何個あるかは計測することができる、それを測った値みたい、
●次に、滝や噴水その他水が砕ける場所で、この値が大きくなるのは何故?・・これはレナード効果(フィリップ・レナード・独が発見した)といって、通常平衡状態の水の分子を強制的に分離すると、プラスに帯電した大きな粒子とマイナスに帯電した小さな粒子に分かれる、大きな粒子は重たいのですぐ落下するが小さな粒子は空間を漂う、従って滝つぼ近辺には、このマイナスに帯電した水の粒子又はこれと結合した酸素やその他の分子が多くなる・・どうもこれは本当みたい、
●ではこれと健康との関係は?、・・ここが重要なのですが医学的な根拠はないみたい・・ただ、街中の生活環境では活性酸素等プラスに帯電した粒子が多く存在し健康を害している、これを中和する意味でマイナスイオンが活躍している、中和されれば気分が穏やかになる・・と考えておくことにします。

自然の中に身を置くと爽快な気分になることは確かです。紅葉が綺麗なことや緑色が目に優しいこと(2004年4月22日の話題)、このマイナスイオン、それに樹木から発散されるヒトンチッド等でヒロパパも少し性格が穏やかになったのではと自分では思っていますが・・。

”湯みち街道の御射鹿池”
(misya-ga-ike)

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まだまだ今回の秋探訪の話題が続いています。
ここ諏訪地方で八ヶ岳の西側から蓼科山、車山、鉢伏山にかけては、東西に走る国道20号を起点に四つの主要道路があります。よく知られている岡谷・下諏訪から黒曜石で有名な和田峠(現在は新和田トンネル)を超えて上田に通じる旧中山道の国道142号、茅野から蓼科、白樺湖、霧ヶ峰を経由して和田峠や美ヶ原まで通じている”ビーナスライン”、同じく茅野を起点として白駒池、麦草峠を超えて八ヶ岳の東側、佐久甲州街道(国道141号)に通じている”メルヘン街道(国道299号)”、それに八ヶ岳山麓の渋の湯で行き止まりになっている”湯みち街道”です。

今回は、道に迷った感もありましたが迷ったついでに”湯みち街道”を登ってみました。幸運にもここで大発見、写真の「御射鹿池(みしゃがいけ)」、初めて訪れることができました。
この「御射鹿池」は単なる農業用ため池ですが、有名なんですよ!・・いったい何が有名?・・この風景をご覧ください、見たことがある様な無いような、もし春先の新緑が綺麗な季節でしたらもっと分かりやすかったものと思いますが、東山魁夷さんの作品、湖畔の白馬と緑の森の「緑響く」の舞台となったと言われている場所です。

東山魁夷さんの作品には、深い緑を基調にした自然の描写が多い、その中でも、緑の詩、狭霧晴れゆく、静けき朝、緑映、山湖澄む、朝静(スウェーデン)、二つの月(ヘルシンキ)・・等々湖畔や水辺の描写のものが多い、もしかすると何処で描いたかの情報のないものでは、ここ御射鹿池がモデルになったものが他にもあるかもしれませんね。

うららかな秋空と紅葉を映した湖面、見事でした。

”自然の恵み、森からの恵み”
(the Force of Nature)

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秋は楽しみがいっぱい、見回すといろいろなものが見つかります。昨日話題にした「地梨」もそうですが、茸や木の実等お店に並ばない、流通ルートにのらない珍しいものを見かけることができます。

写真・上はこの地方(信州、甲州)では「ジゴボウ」と呼ばれている美味しい茸です。
この「ジゴボウ」、キノコ図鑑で調べてみましたら正式名が「ハナイグチ(イグチ科)」で、東北北部以北では「ラクヨウ」と呼ばれているそうです。特に合う料理は、味噌汁、酢の物、佃煮、ピクルス・マリネ、その他お吸い物、和えもの、煮込み、さっと茹でてお刺身風・・と書いてありました。
これ以外に、「シモフリシメジ」も見せてもらいましたが・・ただやはり、よく知っている人が一緒でないと茸は怖いですね。この写真を撮ったところにも、”毒茸には注意”とか”茸狩り禁止”の立札が立っていました。

下の左は毎年気にしている山小屋下、渓流沿いの「チョウセンゴミシ」(前回は2006年10月23日の話題)です。今回はこの写真のものを含め、焼酎漬けにでもしてみようと5房程収穫してきました・・が・・これを入れて小さな袋がどこにしまい込んだのか今行方不明、残念で~す。

写真・下・右は、これもこの時期行った折見ている「ナツメ」、写真の「ナツメ」はヒロパパが小さい頃住んでいた家(2003年6月14日の話題)にあったもので、建物はなくなったものの、この木や柿の木はまだそのままで、元気に実を付けていました。

ここに挙げた以外に、この地方では「ミネゾウ」と呼ばれている「イチイ(一位)」(前回は2003年11月4日の話題)の実も真っ赤に熟しています。

これらの素朴な味や、蜂の子を捕る為、地蜂、スズメバチを追っかけていた小さい頃を思い出してしまいます(昆虫食については2006年8月24日に話題してあります)

”「かりん」と「ほうずき」と「ポーポー」と「地梨」”
(Karin, Houzuki, Pawpaw and Zinashi)

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昨日話題にしたかりん、一番右の1個が「在来種の本かりん」、残りは「マルメロ種の洋かりん」・・値札に書いてあったから分かったのですが・・。何故本かりんが1個だけ?は、果肉が洋かりんの方が柔らかいので加工して食べやすいからとお聞きしていたから、本かりんは洋かりんに比べて香りが強い、従って、本かりんはかりん酒に、洋かりんはジャムや蜂蜜漬けにとのもくろみです。
でも見た目でも香りでも片方だけ見た場合はヒロパパには判別不可能、両方並べて比較してみると、本かりんの方が少し黄色が鮮やかで洋かりんは橙色がかっている、香りも多少違うだけ・・難しい~。

それでは下の写真は何?、左は「食用ホオズキ」、右は「ポポ」と森の中で拾った「ジナシ」です。

「食用ホオズキ」は八ヶ岳山麓の自由農園(農家の皆さんが売店を開いているもので、今年8月生食可のとうもろこし「味来」を話題にしたお店と同系列です)で見つけたものです。粒は普通のホオズキより大きく、甘すぎずすっぱ過ぎずくせのない清楚な味で美味しく、単独でもサラダに加えても最高です。
写真の瓶は、この「食用ホウズキ」のコンフィチュール(Confiture、仏語)、”ヨーグルト、ババロア、スイートのトッピングにどうぞ”とのことです。
恥ずかしいお話ですが、”コンフィチュール”って何?・・も知らずに買ってきました。慌てて調べてみましたら、何~んだ、フランス語でジャムの事・・、ただあまり煮込まないとかなんでも素材にする?、こんな違いがあるみたいです。

さて、右の写真は「ポポー」、高山の朝市で農家のお母さんが大小様々なポポーをざるに入れて売っていたものです。粒ぞろいではない為、裏の畑で自然に任せて育ったものと思われます。
この「ポポー(Pawpaw)」、インターネットで調べてみましたら「ポーポー」、「ポポ」、「Poor man's Banana」とも呼ばれ、あけびによく似ていますが「バンレイシ科」の寒さに強い温帯果樹、でも果実の保存が難しく一般市場には並ばない、だからこの様な朝市でしか並ばない・・みたいです。
味は、甘さが抜群、カスタードクリームの味、香りに好き嫌いがあるかもしれませんが、ヒロパパは気に入りました。

もうひとつ「ジナシ(地梨)」は、正式名「クサボケ(草木瓜、バラ科)」といい、背丈が低いため”くさ”という名前が付けられたみたいです。実は地面に張り付いている為見つけにくい、これは奥蓼科で地元の方が見つけ頂いてしまいました。この写真を撮ったあと小さい瓶に入れ焼酎漬けにしてあります。香りもあり、たぶん美味しいと思いますよ。

”今朝の諏訪湖”
(Suwa-Lake at this morning)

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写真は今朝早くの諏訪湖の風景(4枚を合成してあります)です。湖岸が散策路になっていて、舗装が柔らかい、ここを皆さんがジョギングを楽しんでいます。湖面には鴨君達やバン(と思いますが?)、空にはピーヒョロロとトンビが舞い、湖岸で釣りをする人や沖に出てワカサギ釣りをする人と秋日和(にしては暖か過ぎですが)の好天気でした。
この写真は大きめなものをアップロードしてありますので、ぜひ画像をクリックして、大きくしてお楽しみください。

紅葉はまだここには降りてきていませんが、すでに「かりん(マルメロ)」が熟して、七竈も真っ赤な実をつけていました。
「かりん」は袋がかけられ大切に育てられています。盗られたというお話も聞いていませんので、観光客もこの付近の皆さんもモラルが高い、嬉しいですね。
この「かりん」どうするのかな・・は、これもお聞きしたお話ですが、10月26日に開催される諏訪湖マラソン(諏訪湖一周のハーフマラソンです)の参加者に配られるとのことです。

この「かりん」は諏訪市の市の木で、マルメロという種に属し、この種には、「在来種の本かりん」と「スミルナ種の洋かりん」があり、写真のものは「マルメロのスミルナ種」である・・と看板に書いてありました。
実は毎年のことですが今回もこのマルメロを買い込んであります。置いておくだけで芳香が漂いますし、たぶんジャム、ピール、カリン酒・・いろいろなものに化けさせようかな・・美味しく出来上がるといいのですが・・頑張ってみますね。

”猿ぼぼ”
(Saru-Bobo, a traditional doll from Takayama)

アルバムへのリンク;「趣味・好み」

写真は「猿ぼぼ」、飛騨地方の郷土人形?、具体的には”お守り”で、昨日話題にした高山の朝市で購入したものです。

何故、「猿ぼぼ」というのか?、その由来は?、何故顔が描いてないか?等々は詳しいページ(ココをクリック)に譲ることにしますが、概略は、昔お母さんやおばあさんから子供たちが作ってもらった人形で、最初は端切れで、いつしか赤い布で作ってもらうようになった、赤いので猿のあかちゃん(「ぼぼ」が飛騨地方では赤ちゃんの意味)みたいと「猿ぼぼ」と呼ばれるようになった、そのうちいつしか災難がサルとか家内円(エン)満にかけてお守りになった、顔を描かないのは「猿ぼぼ」を見たとき自分の気持ちが写るように・・とのことです。

写真両端がお守り、真ん中の黒いのは魔除けだそうです。ヒロパパもどこかにくっつけてお守り、魔除けに活躍してもらおうかな~。

”高山の朝市”
(Morning Market at Takayama)

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初めて高山に行ってきました。今回は、昨日話題にした何度か行ったことがある上高地、乗鞍、新穂高の傍の山の中を通り抜けてです。何故かって?、紅葉を楽しむためです。その目的は達成!、それに初めての高山も最高でした。
上はよくニュースの映像に出てくる宮川の風景、到着した時刻にはまだ宮川朝市が開かれていました(真ん中の写真)。
大都会ではないのにものすごい人出、言葉も英語、中国語、・・その他は聞き取れませんでしたが海外の観光客もいっぱい、それにお店の人も慣れたもので、上手な発音で応対していました。露店の皆さんは近郊の農家の方でしょうか、畑で採れた朝摘みの野菜や自家製のお漬け物、それにお土産品、ヒロパパもついつい購入・・何かは又後日話題にします。

朝市の見学の後は伝統建築物保存地区を散策(下の写真)、ここも人力車あり、重要文化財ありで行楽シーズンとはいえご覧のとおりの人出、これだけ人が集まればシャッター商店街はあり得ない・・こんな感じです。

”山の上はもう綺麗な紅葉です”
(Wonderful Autumn View)

アルバムへのリンク;「風景・自然」

今日は松本インターから島島、沢渡、新しくできた平湯トンネルを通って高山に行ってきました。高山の話題は又後日として、途中で見かけた紅葉・・ご覧ください青空に映えて今まっ盛りでした。
それぞれの樹木が自分はこんな綺麗なんだと自己主張している、新芽の季節と同様素晴らしい景観です。

下の写真は岐阜県側から見た乗鞍岳(主峰;剣が峰は3025.6メータ)です。しばらくするとここも雪を被り紅葉も里まで下りて、これもまた美しい景色を楽しめるものと思います。又行ってみたいですね。

”龍の口”
(Ryu-no-Kuchi)

アルバムへのリンク;「街角スナップ」

写真は、中山道・下諏訪宿の入口にある「龍の口」の今日の様子です。前にも話題にしたことがありますが(2004年8月20日)勢いが弱くなったものの今でも水が流れていました。ここは、昔、中山道・和田峠を降りてきた又はこれから越える旅人が喉を潤したところです。当家のおばあちゃんもここを通るたびに飲んだと聞いていますしヒロパパも小さい頃楽しんでいましたので、おそらく200年程度前から写真で見られる龍の口から水が流れ出ているものと思われます。
この水はどこから?、分水嶺は、霧ヶ峰の車山(1925メータ)から和田峠、それに岡谷市と松本市の堺の鉢伏山(1928メータ)、塩尻峠に至る稜線ですが、多分和田峠を中心とする伏流水がしみ出ているものと思われます。ただこの地域でも山に向かって住宅地が登っていますしあちこちで道路トンネルが作られています。その結果、ヒロパパが小さい頃住んでいた家(2003年6月14日の話題)に山裾から引いていた清水はほぼ涸れてきています。
地下水脈は短期的にその量の変化が分かるものではない、しかもちょっとでも少なくなったと感じた時は元に戻すことが出来ないほど変化している、なんとかしたいですね~。

”アゲハの幼虫、不思議な模様”
(a caterpillar of swallowtail butterfly)

アルバムへのリンク;「小鳥・動物・昆虫」

どちらもアゲハの5齢幼虫、左は先日見かけたもので右は今年7月23日話題にしたもの、この面白い模様を見比べてみました。目玉みたいなものとU字型、UU字型の模様は、基本は同じですが、詳しく見るとちょっとづつ違います。これ人で言うと人相とか指紋みたいなものなのでしょうか、判で押したように全く同じであっても不思議ですが、ちょっとづつちがうのも不思議です。
この模様何の為に・・擬態化するのであれば葉っぱと同じ緑色だけの方が有利、特にアゲハチョウの場合は柑橘類の葉っぱと同じ色とすれば身体の色だけで模様が無い方が有利のはず、大きな目玉とU字型は大きな口?、やはり天敵を驚かすためと考えるのが妥当と思いますが如何でしょうか?。これをどうやって証明するか・・模様のあるものと無いものを紙粘土でたくさん作って小鳥たちがどっちをついばむかカウントしてみると分かるのかもしれません・・そんなことを証明してどうするの・・って言われそうが・・。それにこの幼虫、ものを近づけたらオレンジ色の角(臭角というのだそうです)をだしました。生き残るため苦労しているんですね。

さて、本当の目はどこ?と調べてみましたら、鼻先に小さな単眼が6個あるそうです。それに越冬する場合の蛹の色が、柑橘類の葉っぱの色ではなく茶色?灰色?になっているともお聞きしました。もう少し寒くなったら付近を探してみますね。

”オオフサモ、ものすごい生命力”
(for getting rid of Oh-Fusam)

アルバムへのリンク;「森づくりの会」

昨日はまた森に入って雑草狩り、心地よい汗を流してきました。ここは冬になる前に菜の花の種まきをして来年春には菜の花畑になる予定です。

さて通称;トンボ池のいつも気にしている「オオフサモ」、見に行ってきましたら、サアー大変です・・ご覧のように(写真の中心の緑色の部分)池一面に蔓延っていました。
このオオフサモは、今年1月大方は駆除したつもり(2008年1月11日1月13日1月27日の話題)が、まだ少し残っていたのを確認し(2008年4月20日の話題)、それが徐々に増えているのも(2008年7月19日の話題)分かってはいましたが、昨日の状態は今年1月の状態とほぼ同じ、元に戻ってしまいました、ものすごい繁殖力です。
これだけ繁殖力が強いと、バランスが崩れ他の水草は育たない、今年ももう少し水量が減って生物の活動が鈍った時期を見計らって徹底的に駆除・・といっても昨年も泥の中に手を突っ込み徹底的に駆除したつもりなんですが?・・予定としては12月から1月また頑張らなくっちゃ・・です。それに放っておいたら増える一方だとすると来年は数カ月おきに手を入れる必要があるのかもしれません。

”沢桔梗(サワギキョウ)”
(Sawa-Gikyo)

アルバムへのリンク;「植物・花ー秋」

8月頃から咲き始める「沢桔梗(サワギキョウ、キキョウ科ミゾカクシ属、多年生)」、まだまだ元気に咲いていました。名前の通り湿地を好む植物で、高原の湿地でも低地でもどちらでも生活でき、この花びら(上唇が二深裂、下唇が三中裂)の姿からはキキョウ科の花としては異質です。

・・が、このなかなか風情のある可憐な姿から想像できないのですが、ちょっと気をつけなくてはならない植物だそうです。
その理由は、全草、特に若葉や茎汁に有毒のアルカロイド「ロベリン」が含まれていて、適量では医薬品として利用されるが、中枢神経を刺激して頭痛、嘔吐、下痢、呼吸困難や心臓麻痺を引き起こし死亡に至ることもあるとのことです。
これ、知っていた方がよさそうですね。

”カシノナガキクイムシ”
(Kashi-no-NagaKikuimushi)

アルバムへのリンク;「戯言」

森の中を散策している時、根元に粉を撒き散らしている木(写真・左、コナラ)を見かけることがあると思います。これが今森を枯らすと心配されている体長;4-5ミリの甲虫の仲間の「カシノナガキクイムシ」がとりついた木で、東山の森の中でもたくさん見かけることができます。
「カシノナガキクイムシ」とその被害については、その専門のページを参照していただければと思いますが、やはり森林の手入れが行き届かないことが一番の原因みたいです。

右の画像は、東山植物園内で見かけたもの、駆除と被害拡大の実験みたいです。どれ程の期間かかるのかは分かりませんが、どんな結果が出てくるか楽しみです。
ただキクイ虫の仲間は分解を早めていることもあり、自然のバランスに貢献していると考えると、これらを害虫々々といって嫌うだけではダメなんでしょうね。

”金木犀、秋ですね~”
(Kin_Mokusei)

アルバムへのリンク;「植物・花ー秋」

毎年この時期秋を感じる花(香り?)、金木犀が一斉に咲き始めました。
金木犀が中国では丹桂ということ、その他、桂花茶等々の話題は昨年10月11日の話題を参照していただければと思いますが・・
金木犀は、何故一斉に咲き始めるのでしょうね?、それに花が咲くのに実をつけたものを見たことがない?・・とまた疑問が出てきます。

金木犀は雌雄異株で日本で見かけるのは雄株だけ、従って結実しない、そういえば花は雌しべがある様な無い様な・・は、これが理由だったんですね。

それではいたるところで何故一斉に咲き始めるか?、ものすごく精度と確度の高い環境センサーを備えていて・・と考えてみましたが、それでもこんなに一斉に・・はあり得ない、インターネットで調べてみましたら・・染井吉野と同様挿し木等で増やしたクローンだそうで(染井吉野の話題は2005年4月7日を参照ください)・・であれば納得です。

それでは金木犀の雌株は?、雌花は?植物園又はもしかしたら中国の桂林あたりで見ることができるのでしょうか~見てみたいと思い植物園に問い合わせしてみましたがそこには無い、今度は図書館で古い植物図鑑(「樹木大図鑑(Ⅲ)、上原敬二著、有明書房)を引っ張り出して読んでみたところ・・
●金木犀は銀木犀からの園芸用?品種、
●銀木犀は雌雄異株又はたまに同株、
●金木犀は雌雄異株でさらに雄株しかない?ので結実しないが銀木犀はたまに結実が見られる
・・要するに”金木犀の雌花は存在しないから見たくても見れない”・・ということみたいです。

”爆睡中、我が家のネコちゃん達”
(Maine coon)

アルバムへのリンク;「趣味・好み」

ノーベル物理学賞の3人に続いて今度はノーベル化学賞に下村脩さんが選ばれたとのこと、福井謙一さん(1981年、フロンティア電子理論)、白川秀樹さん(2000年、伝導性プラスティック・ポリアセチレンの発見)、野依良治さん(2001年、ルテニウム錯体触媒による不斉合成反応の研究)、田中耕一さん(2002年、生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発)に引き続き5人目、これも嬉しいことことです。

下村さんは、現在、生命科学分野で欠かせない“道具”となっている緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見したこと、GFPは紫外光を当てると、その光を吸収して緑色に輝き出すタンパク質で1961年にオワンクラゲから発見し、このGFPを作り出す遺伝子をほかの生物のDNAに組み込み、特定のタンパク質を機能させると緑色に光る「標識」として使え、タンパク質の働きを見えるようにする道具として生物学や医学、創薬など幅広い分野で利用されている、この便利な道具を発見した、これが評価されたものです。

皆さんの言葉を借りれば、「よく見て、よく考えて、決してあきらめないこと」、日常生活でも言えること・・ヒロパパも・・とは思いつつ、直ぐ挫けてしまう、何とかしなくては!・・。

そんななかヒロパパは、我が家の猫ちゃん達(掲載画像)をなでなでして気を紛らしている・・困ったものです。
爆睡中の猫ちゃん、名前はまだ付けてありませんが、メインクーンと思っています。メインクーンは、大型、額に特徴的なM型模様がある、毛はミディアムロング、胸元にライオンのたてがみに似た長毛がある、耳は大きく先端に房毛がある、しかも、非常に賢く器用で遊び好き、水を怖がらない、訓練すると犬と同様な動きもできる・・書き足りませんが所謂自己中の他の猫ちゃんと比較して、楽しい猫ちゃんと言えそうです。

この猫ちゃん達、なでなですると爆睡中でもミャーオと鳴きますが、づっとこのまま・・どうして?。

”ノーベル物理学賞とアケビ??・・関係ないか!”
(Three person of Nobel Price Winner)

アルバムへのリンク;「戯言」

昨日のビッグニュース、ノーベル物理学賞の3人が全部日本からで南部陽一郎さん、小林誠さん、益川敏英さんとのこと、湯川秀樹さん、朝永振一郎さん、江崎玲於奈さん、小柴昌俊さんに引き続いて日本の素粒子物理学分野のレベルの高さと思われます、誇らしいですね。
さて、どんな研究?、「小林・益川理論」=「CP対称性の破れ」(詳細は、高エネルギー加速器研究機構の該当ページを参照ください)は・・とヒロパパがここで簡単に説明できる訳もなく、前述のページを参照しても残念ながらチンプンカンプン、少なくともビッグバンから始まったといわれる我々の宇宙のルーツを探る研究で、まずは理論をうちたて(彼らが28歳とか33歳とかの時とのこと)これが実験で確認され理論が正しい事が証明された、実験で確認した方もすばらしいですね。
8月にはスイスに世界最大の加速器;LHC(大型ハドロン衝突型加速器)の試運転が開始されたとの報道もありました。このLHC、光速の99.99%まで加速できる、衝突を起こした場合ブラックホールができる可能性もある、ブラックホールができればこの加速器や周りのものが吸い込まれてしまうのでは・・と本格稼働を反対している人もいる・・もしこれが本当であれば恐ろしい気がしますが、できたとしてもエネルギーが小さいから大丈夫とのことです。この加速器も素粒子物理学の分野の理論を確認するのに大活躍するものと思います。

現在の物理はアインシュタインの相対性理論、それに光の速度は一定不変(真空中)で成り立っています。これに対してヒロパパの理論は、「光の速度は一定不変ではない、ダークマター等に影響されて可変である」、もう少し若ければ理論式を打ち立てるんだけど・・もう遅いか!・・ですが・・。
宇宙の果てが見えたとき、137億年前といわれている宇宙の起源が分かったとき、またその先に又宇宙が見え、起源の起源が存在する・・人類の永遠の課題になるのでしょうね。

・・と難しそうなお話でしたが、ヒロパパは今写真のアケビを食べています。左がミツバアケビ(2008年10月3日の話題)、右が山形産アケビ(2008年9月26日の話題)、実は昔親しんだ味はミツバアケビの方でした・・、でもこのアケビだってビッグバンがなければ存在しない・・といっても日常の身の回りのことしか話題にできない・・ヒロパパは凡人そのものと自覚しています。

”ナニコレ珍百景の候補?”
(BELL MOUTH of Neko-ga-Hora-Ike)

アルバムへのリンク;「街角スナップ」

掲載した写真が何かは、この付近にお住まいの皆様は十分にご承知とは思いますが、どこかのテレビ局の番組「ナニコレ珍百景」に出てきそうな風景です。これは、通称;丸穴、ダム穴、ビッグマウス、ベルマウス・・、多分正式名は「余水吐」?で、この猫洞池のオーバーフローを防いでいるものです。

この猫洞池は山崎川の源流で通常は池の西側にある堰から、ほぼこの「余水吐」のトップ程度と同じレベル堰を開いて流されています。では、この「余水吐」を超える位の水量があった場合、ここに流れ込んだ水は何処へゆくの?・・は、同じ山崎川ではなく、この「余水吐」がつながっているところは矢田川です。

山崎川は平和公園や東山公園の分水嶺の西側の水を集め、この猫洞池と公園内上池、新池からの支流や名古屋大学内の鏡が池からの支流を集めて流れいている名古屋市内に源流を有する唯一の川、瑞穂区には桜並木の名所もあり大切にしたい河川です。
一方矢田川は、海上の森や猿投山を水源地とし庄内川を通じて伊勢湾へ、河川の少ない名古屋、ヒートアイランド現象を防ぐ意味でも河川と流れる水を大切にすることは重要です。この流れを保つためには、降った雨をできる限り上流地域で浸透させるとか蓄え徐々に流す、この為、道路の浸透桝も昔に比べれば多く見かけるようになりました(写真右)、良いことです。

・・参考までに、大正時代のため池については2007年5月12日に話題にしてあります。
又、分水嶺付近の景観は、景観画像閲覧システムのA28ポイントをご覧ください。
それに地形図は、国土地理院の地図閲覧サービスを参照ください。
尚、前述はバックアップを含めた貯水池、水路は省略してあります。

”千種区民祭り”
(Festival of Chikusa 2008)

アルバムへのリンク;「街角スナップ」

写真は、昨日開催された千種区民祭り、昨日の作業後覗いてみました。我々のブースはご家族連れでいっぱい、担当者の皆様は御昼ごはんを食べる暇もないほどの様子で、ヒロパパもできる範囲を少しお手伝いしてきました。
何故こんなに人気があるの、どんぐり人形やその他可愛いオブジェ(2004年10月4日2006年3月19日2007年9月30日の話題)を作ることができる、それに竹や木のきこり体験や竹馬で遊べる、子供たちの興味をそそるものばかり・・だからと思います。

さて昨日も話題にしましたが、この区民祭りの日は今年も雨、区民祭りが今年で19回目?、今まで開催された日の天候はと10年間だけ調べたのが下の表です。
kuminmatsuri_tenki"
この表より確かに雨が降らなかった日は2日だけ、しかもこの5年間は確実に雨(関連記事;2007年9月30日2006年10月2日2004年10月4日)、来年はどうなんでしょう・・記録更新なるか!、でもこの様な記録更新は無い方がいいのですが・・。

”コカマキリ、派手な模様”
(Ko-Kamakiri)

アルバムへのリンク;「小鳥・動物・昆虫」

先月28日にカマキリ君の眼を話題にしましたが、今日もカマキリ君の話題です。
小雨が降る中、森づくりの活動で出会った「コカマキリ」、前足の模様が特徴です・・と前々から知っていたかのように書いていますが・・名前はいつもお世話になっている例の”虫のおばちゃん;Tさん”にお聞きして分かったもの、このカマキリ君を見つけたのは、これもいつもお世話になっているHさん、しかもこの写真を撮っていただいたのもHさん、ヒロパパはこの記事を書いているだけ、すみませ~ん。

先日にも話題にした”カメラ目線”はこのカマキリ君も同じでした。
さてこの前足の模様、第一節足のクロ色の模様と、第二節足の黒、白、赤紫の三色の模様、この模様は何の為にあるのでしょうね。身体全体の保護色に比べると明らかに目立つ、通常獲物を待つ間は前足を閉じて見えないようにしている?、獲物が近づくと前足を開いて、獲物がこの模様に驚いている間に捕まえる?、それとも仲間同士を認識するため?、それとも敵に襲われた時の威嚇用?、これくらいしか思い浮かべることができませんが、今度は飼ってみてそれぞれを想定した状態で観察?、そんなテクニックをヒロパパは持ち合せていないし、また虫のおばちゃんにお聞きしてみようかな・・。

今日は同時に、この時期(10月の第一日曜日)開かれている「千種区民祭り」が平和公園メタセコイア広場で開催されていました。
この区民祭りは又今年記録更新です。何の記録更新かわかりますか・・人出の数?、出展者数?、そうではありません、記憶が頼りですが・・毎年雨降り、誰でしょうね・・雨男、雨女は?。

”素晴らしい構造です、くるみ”
(Skeleton of Omi-Kurumi)

アルバムへのリンク;「植物・花ー秋」

まだこだわっています、10月1日話題にしたオニクルミ、一部は中身を食べ、一部はNさんに木の実人形?の材料としてお渡しして全部無くなりましたが、残った割ったものを眺めながら・・一体どんな構造になっているのかな・・と、スライスしてみました。

写真をご覧ください、素晴らしい構造です。接合部分を対象に核の周りに空洞の部屋がいくつか見られ、これが周りを取り囲んでいます。この様な空洞をもつ構造は、軽量化と強靭さが期待でき、中の仁の保護と、もしかしたら魔法瓶みたいに外的な環境の変化をこの空洞部分により和らげている?こんなことも考えられます。
この鬼くるみの種子は硬さも強さも最高、虫に食われたものも見たこともなく、多分長期間発芽する最適なタイミングに出会うまでじっと我慢できる構造なのでしょう。

さて、余分なお話、「桃栗3年、柿8年」はよくご存じと思いますが、この後に続く言葉があることをご存知ですか?。一部の地方だけかと思いますが・・「胡桃の大馬鹿20年」だそうです。本当に20年かかるのでしょうか?。

”少し早かった?、ミツバアケビの収穫”
(Mitsuba-Akebi)

アルバムへのリンク;「植物・花ー秋」

写真はじゃがいも?・・ではありません、ミツバアケビです。花の頃(2007年4月18日の話題)から気にしていた、名古屋市郊外の雑木林の中のミツバアケビ、先日話題にしたアケビ(2008年9月26日)に比べて遜色ない見事なものです。ただ表面の色が紫ではない、それにまだ割れていない、収穫(・・というと聞こえがいいのですが、断りなく勝手にもぎ取った?)には少し早すぎたのでしょうか?、しばらくはこのまま放っておいてみます。

アケビ科であと気にしているものは、ゴヨウアケビとムべ、自生しているものはそうそう簡単に見つかるものとも思われませんが、探す楽しみを残しておくことにします。

さて、先日(2008年10月1日)話題にした「クルミ」、このクルミを何故「胡桃」と書くのか?・・と同様、「アケビ」を何故「木通」と書くの?、「ムべ」を何故「郁子」と書くの?、中国語ではアケビは「通草(Tong-eao)」、ムべは「野木瓜(ye-mu-gua)」で中国から伝わったそのものでもない・・これも調べる楽しみを残しておくことにします。

”ユーカリの蜂蜜、どのユーカリかが分かりました”
(Honey from Eucalyptus)

アルバムへのリンク;「趣味・好み」

数年前(2005年12月6日、2005年12月12日2005年12月16日の話題)、ユーカリの花を調べようとリストを作り、確認する毎に記録をしていた、このリストがパソコンの故障で消えてしまった、再度作成しようと参考書をオーストラリア大使館の図書館に借りようとした、しかしオーストラリア大使館の図書館が閉鎖されてしまった・・等々でユーカリの花調べは進んでいませんが、今日久しぶりにユーカリ畑に足を運んできました。
毎年この時期咲く「リュウコキシロン」(2005年10月4日の話題))が今年も同じ木に花をつけていました(左の写真)。

何故今日行ったのか?・・は、実は今日、以前手に入れたユーカリの蜂蜜がどのユーカリなの(2006年10月17日2008年9月25日の話題)?、という問い合わせに対して販売元のラベイユのKさんから回答があり、回答のユーカリの有無をお聞きするための目的でした。
その蜂蜜は「カマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis)」のユーカリの花からのものとのこと、この「カマルドレンシス」は、「テレチコルニス」、「ロブスタ」、「プンクタータ」を含めてコアラの主食の一つで、ユーカリ畑にたくさん植わっていました(右の写真)。ただ、この花は白いとのことですがまだ見た事はありません。これからも機会をみてユーカリ畑に通うことになりそうです。

”胡桃、その後”
(Oni-Kurumi)

アルバムへのリンク;「趣味・好み」

先月18日に話題にした、近くの公園で拾ってきた「オニクルミ」、全部で40個以上になりました。
しげしげと眺めると形が面白い、尖った部分はまるでひな鳥の口ばしみたい、それに接合部が意図的にかしめたような形をしています。

割って中身を食べるてはいますが、イマイチ、トンカチでは割り難い、一部ゆでてみましたが接合部が割れる訳でもない、そこで今度はフライパンで炒ってみました。当初はクリみたいにはじけたらどうしよう・・なんて心配し恐る恐るだったのですが、はじけることはなく炒っているいる最中、ポソ・ガサと音をさせて接合部に亀裂が入り(真ん中の写真)、この接合部に包丁を入れまな板の上で叩くと簡単に割ることができました。トンカチよりも確実です・・新発見!。

この接合部はどうなっているのでしょうね?。
以前話題にした貝殻の接合部(2007年3月30日の話題)みたいに、両側の凹凸があるのかな?・・と顕微鏡で覗いてみました(右の写真、倍率;100倍)が、そんな凹凸は見えず、なにか強力な接着剤でくっついているみたいです。
多分接着はでんぷん質?、であれば煮沸してゆけば融ける?と考えての煮沸でしたが割れることはなく失敗、炒った状態では殻全体が乾燥し縮み、これによって接合部が割れた・・と結論付けることにしておきます。

でも発芽した場合は割れている、その時の環境は湿っているはず、もしかしたら発芽するにつれてその膨張力で殻を割っている?・・のでしょうか。
少なくとも10個程度はポッドに入れて発芽させてみようと考えていますので、発芽したら調べてみますね。
ただオニクルミは成長が早い、しかも大木になる、どこに植えるかは注意しないといけないみたいです。

さてさて、そうこしている間に我が庭には、2年前のコナラやアベマキ、アップルミント、それにゴボウ、先日からは和種薄荷(2008年9月27日の話題)、部屋の中には、アオギリ(2008年9月13日の話題)アケビ(2008年9月26日の話題)の種が湿ったティッシュにくるまれて鎮座しています。全部発芽したら大変なことになりそう~。

もう一つ、クルミは何故「胡桃」と書くのでしょうね?、中国語でも「胡桃(hutao)」で同じですが、これを何故「くるみ」と呼ぶようになったか、不思議です。